元旦那から初めて逃げた日
私は仕事が休みだったので家にいた
元旦那といる時は、携帯の音は消していた
女友達だろうが、仕事の電話だろうが、あの人といる時は電話をしてはいけないから。
その日だけ、うっかり音を消すのを忘れてしまった
いきなり夜中に着信が鳴った。
元旦那は凄い勢いで起き上がり、着信の番号を確かめた
その番号が何処かの組の人間じゃないかと疑った元旦那。
若い衆なのか誰なのかは分からないけど誰かに電話をし、「この番号、調べ上げろ!」って言ってる。私は、青ざめた。この番号が調べ上げられたら絶対、怒られるって分かったから。
30分ぐらいして元旦那の携帯が鳴った
あの人が携帯を切った瞬間、私に飛び掛かってきた
「てめぇー!俺と同じ組の人間じゃねぇーか!」
元旦那が言う通り、でも事務所を構えてたのは沖縄だった
沖縄から東京に来てて、お店のママが「東京の事あんま分からなかったら、この子に電話して」と頼まれて電話番号を交換しただけだった。
その沖縄の組の人間は、元旦那よりも全然、上の人間だった
元旦那は私に馬乗りになって顔を何十発と殴った
「お前、こいつとやったか?」
私は「やるはずないでしょ。そんなんじゃないんだから。頼まれただけ」と泣きながら言った。私の顔はパンパンに腫れあがっていた。
「もう、いいよ、やってないなら」旦那の手が止まった。
泣きじゃくる私を見るなり、いきなり服を脱がしはじめた。
私が「お願い。やめて」と何回もお願いしても聞いてくれなかった
私も一生懸命に抵抗したけれども、力いっぱいに私の身体を押さえてきた
事が済むなり、私に背中を向けタバコを吸い始めた
あの時の嫌な記憶が懸命に思い出された。あの時と全く一緒の光景、そして匂い。
元旦那と出会う前に、私はレイプをされた事があった
その時のレイプがきっかけに私は、この世の中の男が汚いと思うようになってしまった。 男の気が狂った姿に恐怖を覚えてしまった。
でも自分なりに、あの時の男と一緒にしたら駄目だよね。って言い聞かせていた。
頭ではそうやって思っても私の身体は男の人を拒絶していた
男のズボンのチャックの音だけで気持ち悪くなってしまうようになった。
チャックの音が聞こえそうになると私は耳を塞いでいた。
まだ心の傷が癒えてない時に、元旦那との初めて行為、ズボンを脱いでる姿は目をつぶり、大丈夫って自分に言い聞かせてたけれども吐き気がしてしまった。好きとか嫌いとか、そんな問題ではなかったから。
私は人を好きになる事が出来ても心から男性を信用し愛する事が、もう出来なくなっていた
今でも、この人は大丈夫って思っても、私の中では男は別の生き物みたいに感じてしまう
欲望しか見えてこない。
言葉なんかいくらでも言える
あの頃から、私が本気で男の人を愛したことは一度もない。
私は籍を入れるときは本当に愛した人って決めたの。
あのレイプの日から、私は男の人に心を許すこと出来ないって分かったの
でも、そうなりたいっていう私の微かな希望だけは綺麗なままでいてほしいって。
これが私の未婚の理由。
私を本気で落とせる男なんかいるはずもない
私が変わらない限り無理なことだしね。
私は元旦那が、あの時の男と重なってしまった
身体の震えが止まらなく、立ち上がることも出来ない
這いつくばって、ようやく洋服を手に取り泣きながら言った
「もう、むり、、」その言葉をずっと言っていた
頭の中はパニックになってしまった
あの人が私のところに寄ってきて私に触れようとした瞬間に私は言った
「なんで!こんな酷い事するのよ!私に触らないで!」
何も知らない元旦那は狂った私を見て怖くなったのか「今日は俺といない方がいいな」
と言って出て行った。
一人になって、悲しみや憎しみ全てが込み上げていた。
朝方になり、あの人が帰ってくるかもしれない。と思った瞬間、恐怖を感じた
早く逃げないと!カバンの中に適当に荷物を詰めた。そして私は、あの人の元から何も言わずに姿を消した。
私は過去に小さい頃からレイプをされた事が何回もあるけれど。
一番 思い出したくない経験
この時の事は自分の中で考えないように思い出さないようにしている記憶
この件だけは誰にも触れてほしくない。
誰にも話した事もない。
だから、ここにも書かないし、これからも、ずっと誰にも言うつもりはない。
本当の私を知った時、きっと男は去ることを知ってる
前の旦那が知ったら、俺の事、愛してなかったんだって思われたくなかった
こんな話をしてしまったら、私と向き合う気持ちも諦めてしまうと、、
ましてや、私を重たく感じてしまうでしょう
私を愛してくれても、私の本当の心の奥を見たら失望する
本当の私というのは隠そうと決めたの
なんで未婚?そんな質問も「結婚したくないから」っていうのが一番 楽だった
元旦那には通用しないから、紙切れ一枚に意味はないと言うしかなかった
私には人に見せたくない部分がある
でも見せれる自分は全て見せようって努力はするよね(笑)
それが私の愛情表現
でも、女友達はそんな事を知っても考えないでも、いつまでも側にいてくれる
私の本当の根っこの部分を理解してくれる
そうやって信じれるから。
一緒にいても、私の本当の部分を知られても構わない!っておもうから楽なのよ。
なんでも話せる
そんな深く考えないで、本当にただ人生をこれから楽しんでいきたい
それしか私は思ってないの(笑)
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